kegonfalls01
いろは坂の途中にある明智平から望む華厳の滝(筆者撮影/写真はイメージです)
関東のちょっと素敵な絶景を紹介する新企画です。

みなさん、こんにちは。
「ちょっと素敵な人生」運営管理者兼ライターのかっつんです。

いろは坂を登り切ると、景色がまるごと変わります。

眼下に広がる中禅寺湖、遠くに見える男体山、そして山の合間から落ちる一筋の白い流れ——それが華厳の滝です。
落差97メートルの水が轟音とともに一気に落ちる姿は、日本三名瀑のひとつに数えられるにふさわしい迫力があります。

さらに奥へ進むと、竜頭の滝、そして広大な戦場ヶ原の湿原へ。東照宮とはまた違う、日光の大自然の顔がここにあります。

いろは坂ドライブと合わせて、日帰りで十分に楽しめる日光の自然コースをご紹介します。

いろは坂——峠道のドライブ

日光市街から中禅寺湖方面へ向かう国道120号線のつづら折りの峠道がいろは坂です。第一いろは坂(下り専用)と第二いろは坂(上り専用)に分かれ、合計48のカーブが続きます。

新緑の季節は濃い緑のトンネルを抜けていく爽快なドライブ、秋の紅葉シーズンは燃えるような赤と黄のグラデーションの中を走る絶景ロードに変わります。カーブが多いため速度は控えめに、峠の雰囲気を存分に楽しみながら登りましょう。

irohasaga01
上り専用の第二いろは坂にある黒髪平展望台には石碑もあります(写真はイメージです)

写真で巡る、日光の自然

● 華厳の滝(明智平からの遠景)——湖と滝を一望する絶景

いろは坂を登り切った先にある明智平のロープウェイ展望台からは、中禅寺湖と華厳の滝を同時に見渡す絶景が広がります。湖面の青、山の緑、白い滝筋——この構図は地上からでは決して見られない、展望台ならではの一枚です。

irohasaka02
明智平からは男体山、中禅寺湖、華厳の滝を望むことができます(筆者撮影/写真はイメージです)

● 華厳の滝(見晴し台からの近景)——落差97mの圧倒的な迫力

エレベーターで地下100mに降りた見晴し台からは、目の前で轟音とともに落ちる華厳の滝を間近で体感できます。水しぶきが顔に届くほどの距離で見る滝は、写真や映像では伝わらない迫力があります。日本三名瀑の実力を、ここで実感してください。

kegonfalls02
見晴台から眺める華厳の滝はかなりの迫力を感じられます(筆者撮影/写真はイメージです)

● 竜頭の滝——渓流が岩を割って流れ落ちる

中禅寺湖の北側、湯川が湖に注ぎ込む手前に広がる竜頭の滝。幅10メートルほどの岩場を勢いよく流れ落ちる様子が「龍の頭」に見えることからその名がついています。滝壺近くの茶屋から眺める構図が定番。新緑の6月は清涼感あふれる一枚が撮れます。

ryuuzufalls
奥日光三名瀑のひとつ「竜頭の滝」も見逃せません(筆者撮影/写真はイメージです)

● 戦場ヶ原——広大な湿原と男体山の眺め

竜頭の滝からさらに北へ進むと、標高約1,400mに広がる国立公園の湿原、戦場ヶ原が現れます。木道が整備されており、男体山を正面に見ながら湿原をゆっくり歩くことができます。夏は緑の草原、秋は草紅葉と季節ごとに表情を変える、関東では類を見ない開放的な絶景です。

senjougahara
日本有数の大湿原・戦場ヶ原。周辺にはドライブインもあり、ひと休みするのにもいい場所です(筆者撮影/写真はイメージです)

フォトスポットと撮影のコツ

● ベストスポット

  • 明智平展望台——中禅寺湖×華厳の滝の遠景を俯瞰。ロープウェイ利用
  • 華厳の滝・見晴し台——滝の真正面。エレベーターで地下へ(有料)
  • 竜頭の滝・滝壺付近——茶屋前の石段から見下ろす構図が定番
  • 戦場ヶ原・木道上——男体山を正面に入れた横構図が映える

● 撮影のコツ

  • 明智平は午前中——逆光になりにくく、湖面の青が綺麗に出る
  • 華厳の滝はシャッタースピードで表情が変わる——早めで躍動感、遅めで絹糸のような柔らかさ
  • 竜頭の滝は縦構図——流れの方向に沿って縦に切り取ると迫力が増す
  • 戦場ヶ原は広角——広大さを活かすには広角で空を大きく入れる
  • いずれのスポットも午前中の光が柔らかく、人も少ない

アクセス

● 車

  • 東北自動車道・宇都宮ICから日光宇都宮道路経由で日光ICまで約40分
  • 日光ICから第二いろは坂を経由して中禅寺湖畔まで約30分
  • 華厳の滝・明智平・竜頭の滝・戦場ヶ原はいずれも国道120号線沿い
  • 紅葉シーズンはいろは坂が渋滞するため早朝出発を強くおすすめ

● 電車+バス

  • 東武日光駅・JR日光駅から東武バス「中禅寺温泉」行きで約45分
  • 華厳の滝・竜頭の滝・戦場ヶ原へはバスで移動可能

● バイク・ツーリング

  • いろは坂はツーリングの定番コース。ただし紅葉シーズンの渋滞は要注意
  • 戦場ヶ原から金精峠を越えて群馬・沼田方面へ抜けるルートも人気

周辺の「ちょっと素敵」スポット

● 中禅寺湖

華厳の滝のすぐ隣に広がる、周囲約25kmの高原湖。男体山を映す湖面は静かで美しく、湖畔の遊歩道を散策するだけでも十分に楽しめます。

● 日光湯元温泉

戦場ヶ原からさらに北へ約10km。奥日光の最奥に位置する温泉地で、硫黄泉の日帰り入浴が楽しめます。自然の中を歩いた体を癒すには最高の場所です。

1日のモデルコース(関東方面から・車)

  • 6:30 自宅出発 —— 渋滞前に日光へ向かう
  • 8:30 明智平着 —— ロープウェイで展望台へ。中禅寺湖×華厳の滝の遠景を撮影
  • 9:30 華厳の滝・見晴し台へ —— エレベーターで地下へ。近景の迫力を体感
  • 10:30 竜頭の滝へ(車で約15分)—— 滝壺付近で撮影
  • 11:00 戦場ヶ原へ(車で約5分)—— 木道を散策・男体山を背景に撮影
  • 12:30 中禅寺湖畔でランチ
  • 14:00 いろは坂を下って日光市街へ
  • 14:30 帰路へ —— 渋滞前に出発

前回の日光東照宮記事と組み合わせると、東照宮(史跡)と滝・湿原(自然)で日光を2日かけてじっくり楽しむプランも組めます。

おすすめ度

  • カップル:★★★★★
  • ファミリー:★★★★★
  • ライダー:★★★★★
  • 写真好き:★★★★★
  • ハイカー:★★★★★

戦場ヶ原の木道は平坦で歩きやすく、お子さん連れでも安心。全スポットが車・バスでアクセスしやすいため、幅広い層に強くおすすめできます。

まとめ

いろは坂を登り切ると、そこはもう別世界だった。

華厳の滝の轟音、竜頭の滝の清涼感、戦場ヶ原の開放的な湿原——日光の自然は、東照宮の華やかさとはまったく違う、静かで雄大な顔を持っています。

明智平からの遠景で「あの滝か」と確認し、見晴し台で「こんなに大きいのか」と驚く。同じ滝を2つの距離で体験できるのは、華厳の滝ならではの楽しみ方です。

峠を越えた先の別世界は、また訪れたくなる。そういう場所です。

関連記事

・国営ひたち海浜公園ネモフィラ|空と地面が青に染まる「春の絶景」へ
・大山千枚田|風に揺れる“緑の波”を歩く、千葉の棚田絶景へ
・明治の赤レンガが、今も山に立っている。列車が消えた峠の、静かな絶景へ
・世界遺産・日光東照宮|杉並木道の先に見えた極彩色の世界、陽明門


今日は、華厳の滝・竜頭の滝・戦場ヶ原を紹介しました。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

では、次回の記事をお楽しみに!

今日もみなさまの人生が素敵でありますように!