みなさん、こんにちは。「ちょっと素敵な人生」運営管理者兼ライターのかっつんです。
先日、Apple が発表した最新モデル、14インチMacBookProとiPadProが、いずれも最新チップ「Apple M5 チップ」を搭載し、大きな注目を集めています。
これらの機種は外観的な変化こそ少ないものの、内部性能・AI処理・メモリ帯域などで大幅な進化を遂げており、「買い換えるべきか」「どういう用途なら意味があるか」という観点で記事を書いてみたいと思います。
AI時代に最適化された頭脳
まずは、14インチ MacBook Pro の新モデルの主な仕様を整理します。
- チップ:Apple M5 チップ(10-コア CPU/10-コア GPU、各GPUコアに Neural Accelerator を搭載)
- 統一メモリ帯域幅:153 GB/s
- ストレージ構成:512 GBをベースに最大4TBまでアップグレード可能
- メモリ/構成例:16 GBユニファイドメモリを基本装備し最大32GBまでアップブレード可能
- ディスプレイ:14.2インチ Liquid Retina XDR(3024×1964)ディスプレイを継承、
- ポート構成:Thunderbolt 4 ×3、HDMI、SDXCカードスロット、MagSafe3
- 駆動時間:最大24時間(動画再生基準)
- 日本の価格例:512GBモデル=248,800円(税込)から
前モデル(M4 搭載 14インチ MacBook Pro)との比較
次に、前世代(M4 搭載)モデルとの比較ポイントを整理します。
項目 | M5(新モデル) | M4(前モデル) |
CPU/GPU構成 | 10-core CPU/10-core GPU + Neural Accelerators 各GPUコアに搭載 | M4 世代でも 10-core CPU/10-core GPU 構成あり |
メモリ帯域幅 | 約153 GB/s | 約120 GB/s 程度 |
マルチスレッド性能向上 | Apple説明で「最大20%向上」 | 前世代基準 |
グラフィックス性能/AI処理 | 「AI処理で最大3.5倍」、「グラフィックス1.6倍」 | 前世代比として基準 |
ストレージ最大構成 | 前世代は2TB/3TB程度構成が主流 | |
外観・ポート構成 | 基本的に変更なし。デザイン継承 | 同じ筐体デザイン |
この新モデルをおすすめできるポイントを挙げると以下です。
AI/機械学習処理が強化
M5チップでは、Neural Acceleratorを各GPUコアに搭載しており、オンデバイスでのAI推論・生成(例:画像生成、動画マスク処理、LLMトークン生成)において大幅な性能向上が期待できます。
グラフィックス&レンダリング性能の向上
メモリ帯域幅アップ・GPU改良により、3Dレンダリング、ゲーム、「映像編集」などのワークフローでも前世代に比べ優位です。
ストレージ・メモリの余裕が増加
4TB構成可能という話もあり、大容量データを扱うクリエイターには将来的な余裕があります。
外観・ポート構成は変わらず、安心して移行可能
既存ユーザーにも設計変更が少ないため、アクセサリ(MagSafe、ディスプレイ、ポート機能)をそのまま活かしやすく、心理的ハードルが低いです。
価格据え置きのコストパフォーマンス感
アップル自身が「同価格からスタート」と明言しており、性能向上分を比較すると「買い換え適時感」があります。
対象ユーザー像このモデルが特に向いているユーザー像を整理します。
- 映像編集/3Dモデリング/グラフィック制作を本格的に行うクリエイター(例:Blender、DaVinci Resolve、Final Cut、Unity/Unrealなど使用者)
- 機械学習・AIモデルをローカルで軽く回したい研究者・エンジニア(LLMや画像生成を試したい人)
- 大容量データ(4K/8K動画素材、大量RAW写真、大規模データベース)を扱うフォトグラファー、データアナリスト
- 将来数年使い続けたい、長期的な「ラップトップ投資」を検討しているビジネスユーザー
- 既に MacBook Pro(M4世代より前/Intel 世代)を使っており、“次世代”の性能を求めるアップグレード派
反対に、「ブラウジング・Word/Excel中心」「軽い作業しか行わない」など用途がライトな場合は、価格バランスを考えて見送りまたはM4チップ搭載のMacBookAirという選択肢もあります。
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