松本城全景
5つある現存天守のひとつで国宝となっている松本城(筆者撮影)
関東のちょっと素敵な絶景を紹介する新企画です。

みなさん、こんにちは。
「ちょっと素敵な人生」運営管理者兼ライターのかっつんです。

松本という街は、歩けば歩くほど好きになります。

黒と白のコントラストが美しい国宝・松本城を中心に、城下町の面影を残す通りが広がり、路地のそこかしこに湧き水の井戸が顔を出す。アルプスの雪解け水が街の地下を流れているのか、松本の水はどこも澄んでいて冷たい。

縄手通りの蛙大明神、中町通りの土蔵造りの建物、女鳥羽川のほとり——松本の城下町には、観光地らしからぬ日常の風情が残っています。歩くたびに新しい発見がある、そういう街です。

上高地からの帰り道に、ぜひ立ち寄ってほしい場所です。

基本情報

  • 場所:長野県松本市
  • 松本城拝観時間:8:30〜17:00(最終入場16:30)
  • 松本城拝観料:大人700円、小・中学生300円
  • アクセス:JR篠ノ井線・松本駅から徒歩約15分、または市内周遊バス「タウンスニーカー」利用
  • 駐車場:松本城公園周辺に市営駐車場あり

松本城周辺の縄手通り・中町通りは徒歩圏内。城を起点に半径1km程度の範囲で主な見どころが揃っています。歩きやすい靴で、半日〜1日かけてじっくり散策するのがおすすめです。

写真で巡る、松本城下町の風景

● 松本城——黒と白、凛とした国宝の天守

1593〜94年に建てられた松本城天守は、江戸時代以前に建てられた「現存12天守」のひとつで国宝に指定されています。黒い板張りと白漆喰のコントラストが鮮やかで、別名「烏城(からすじょう)」とも呼ばれます。

お堀の水面に映る逆さ天守の構図は定番中の定番。秋は周囲の木々が色づき、黒い天守との対比がいっそう美しくなります。

松本城天守
松本では必ず訪れたい松本城(筆者撮影)

● 松本の井戸——水の街を象徴する路地の風景

松本市内を歩くと、驚くほど多くの井戸に出会います。北アルプスの雪解け水が豊富な松本では、古くから湧き水が生活に根付いてきました。路地の角、民家の前、商店街の脇——予期せぬ場所に現れる井戸が、この街の水との深い関わりを物語っています。

松本市内の井戸
松本市内には数多くの井戸があります(筆者撮影)

● 縄手通り——女鳥羽川沿いの「カエルの街”

女鳥羽川沿いに続く縄手通りは、江戸時代の城下町の面影を残す商店街。約100mの通りに骨董・民芸・甘味処などの個性的な店が並びます。

この通りのシンボルが蛙大明神。縄手通りは昔から蛙が多く棲んでいた女鳥羽川に沿っており、「無事帰る(カエル)」の縁起から街のキャラクターとして定着しています。あちこちに蛙のオブジェが潜んでいるので、探しながら歩くのも楽しい。

松本市・縄手通りの蛙大明神
女鳥羽川沿いの縄手通りにある蛙大明神(筆者撮影)

● 中町通り——土蔵造りが連なる城下町の風格

縄手通りと交差する中町通りは、白壁の土蔵造りの建物が続く松本を代表する商店街。明治時代の大火後に耐火性の高い土蔵造りで再建された通りは、現在も雑貨・工芸・カフェなどの店が並び、落ち着いた風情の中に活気があります。

松本市の中町通り
土蔵造りの建物が並びその独特な街並みから「蔵のある街」と呼ばれています(筆者撮影)

● 女鳥羽川——城下町を静かに流れる清流

松本城の南を流れる女鳥羽川は、縄手通りと中町通りの間を抜ける静かな清流。川沿いの遊歩道を歩くと、城下町の街並みと水辺の風景が重なり合う、松本らしい一枚が撮れます。

松本市を流れる女鳥羽川
松本市内を流れる女鳥羽川(めとばがわ)(筆者撮影)

● 風情のある裏通り——城下町の素顔

表通りから一本入ると、観光客の少ない静かな裏通りが広がります。古い建物、のれんが揺れる小料理屋、歴史を感じる路地——松本の城下町には、ガイドブックには載らない素顔がたくさん残っています。

松本市内の路地
石畳に風情を感じる市内の路地(筆者撮影)

● 国宝旧開智学校校舎——明治の洋風建築(外観)

松本城から徒歩約10分の場所に建つ旧開智学校校舎は、1876年(明治9年)に建てられた擬洋風建築の傑作。2019年に国宝に指定された、日本最古級の小学校建築です。訪問時は改修工事中のため外観のみの見学でしたが、白い洋風の外観は十分に見応えがあります。内部見学は改修工事終了後にぜひ。

旧開智学校外観
旧開智学校も見逃せない見所のひとつ(筆者撮影)

フォトスポットと撮影のコツ

● ベストスポット

  • 松本城・お堀——逆さ天守の水面リフレクション。早朝が人が少なく光も柔らかい
  • 松本城・天守閣正面——黒壁と秋の紅葉のコントラスト
  • 縄手通り——蛙のオブジェを探しながら街並みを撮る
  • 中町通り——土蔵の白壁を縦構図で収めると城下町らしさが出る
  • 女鳥羽川——橋の上から川と街並みを横構図で

● 撮影のコツ

  • 松本城は早朝がベスト——8:30の開城直後は人が少なく、朝の光が天守の黒を美しく見せる
  • 逆さ天守は風のない日を狙う——水面が乱れると映り込みが崩れる
  • 露出を少し下げる——黒い天守の質感が締まって鮮やかに
  • 井戸は寄りの構図で——街の細部として丁寧に切り取ると旅の記録らしい一枚になる
  • 裏通りは夕方以降に灯りが入ると雰囲気が増す

アクセス

● 電車

  • JR篠ノ井線・松本駅から松本城まで徒歩約15分
  • 市内周遊バス「タウンスニーカー」で主要スポットを回れる(1回200円)
  • 新宿から特急「あずさ」で約2時間30分

● 車

  • 長野自動車道・松本ICから松本城まで約10分
  • 松本城公園周辺に市営駐車場あり(有料)
  • 上高地からの帰り道に立ち寄りやすい(沢渡から車で約50分)

● バイク・ツーリング

  • 国道158号線沿いに上高地・乗鞍方面からのルートが走りやすい
  • 松本城周辺に駐輪スペースあり

周辺の「ちょっと素敵」スポット

● 松本市内のカフェ・蕎麦・山賊焼き

縄手通り・中町通り周辺には個性的なカフェや食事処が充実しています。信州の郷土料理として知られる山賊焼き(鶏の唐揚げ)と、地元の蕎麦は松本を訪れたら外せない一品です。

● 上高地(前回記事)

松本は上高地へのアクセス拠点でもあります。上高地の散策を楽しんだあと、松本城下町の散策と組み合わせると1泊2日の信州旅として充実したコースになります。

モデルコース

【松本単独・日帰りコース】

  • 8:00 松本着・松本城へ —— 開城直後の早朝に撮影
  • 8:30〜10:00 松本城天守閣を見学・お堀周辺で撮影
  • 10:00 旧開智学校校舎へ(徒歩約10分)—— 外観撮影
  • 10:30 縄手通りへ —— 蛙大明神・商店街を散策
  • 11:30 女鳥羽川沿いを歩いて中町通りへ
  • 12:00 中町通り周辺でランチ(蕎麦・山賊焼き)
  • 13:30 市内の井戸めぐり・裏通り散策
  • 15:00 帰路へ

【上高地+松本・1泊2日コース】

  • 1日目 上高地を散策(大正池〜河童橋)。松本市内に宿泊
  • 2日目 松本城下町を散策(上記日帰りコース)

おすすめ度

  • カップル:★★★★★
  • ファミリー:★★★★★
  • ライダー:★★★★☆
  • 写真好き:★★★★★
  • 歴史好き:★★★★★

松本城天守は急な階段があるため、小さなお子さん連れや足腰が不安な方は天守への登閣をご検討ください。城下町散策は平坦で歩きやすく、どなたでも楽しめます。

まとめ

城下町を歩くほどに、松本が好きになっていく。

黒と白の松本城、路地の井戸、蛙大明神、土蔵造りの中町通り——松本の街には、観光地らしからぬ日常の風情が今も息づいています。上高地の大自然を歩いた後に、こんな城下町が待っているのが信州旅の贅沢なところです。

旧開智学校校舎は改修工事が終わり次第、内部見学もぜひ楽しんでみてください。

松本の時間は、また歩きに来たくなる。そういう街です。

今日は、松本城と城下町を紹介しました。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

では、次回の記事をお楽しみに!

今日もみなさまの人生が素敵でありますように!