みなさん、こんにちは。
「ちょっと素敵な人生」のかっつんです。

以前、ヒットする女性YouTubeチャンネルの考察記事(記事はこちら)を書きました。

今回はその第2弾。

テーマは男性クリエイターのショート動画です。

ただし今回は「参考になるチャンネル」ではありません。

「自分ではやろうとは思わないけれど、なぜかつい観てしまうチャンネル」の話です。

第1弾の女性チャンネルは、ライフスタイル・ペット・旅という、わたし自身が関心を持っているジャンルでした。
今回は少し毛色が違います。コンビニ飯、ファストフード、大食い。
正直なところ、自分では積極的に選ばないジャンルです。でも、スマホを開いたときにふと流れてきて、気がついたら最後まで観ている。そういうチャンネルの話です。

今回取り上げる3チャンネル

ハシダ

コンビニ・チェーン店・簡単レシピを紹介するショート動画。登録者100万人超。
独特の決まり文句と、飾らないスタイルが特徴。

バーキン君

バーガーキングをメインに、マクドナルド・ケンタッキー・コンビニスイーツなど幅広いジャンルを扱うグルメ系ショート。登録者78万人。

のすけぼっち飯

「独りで爆食いする事が生きがい」のすけさんによる、必ずお店に行くガチの一人大食い系。登録者89.8万人。

3人とも男性。3人ともショート動画が中心。 そして3人とも、登録者数が数十万〜100万超という実力者です。

「今日誕生日の人おめでとう」から始まる動画

ハシダのチャンネルを初めて見たとき、最初に引っかかったのはセリフでした。

「○○からコメント来てた」「今日誕生日の人おめでとう。ハシダです」

この決まり文句から、毎回動画が始まります。

誕生日おめでとうと言われても、自分の誕生日でない日に見ていることの方が圧倒的に多い。でもなぜか気にならない。むしろ「またこのセリフだ」と少し安心する自分がいます。

これは意図してやっているのか、自然にそうなったのかはわかりません。

でもこの“儀式感”が、見る側に習慣をつくっていると思います。
テレビ番組の定番コールと同じで、毎回同じ言葉が流れることで「あ、始まった」という感覚が生まれる。
視聴者をチャンネルに”慣れさせる”効果があるのだと思います。

コンビニの新作を紹介するとき、紙袋を引きちぎるように開けて、ハンバーガーをめくって中身を見せる。
整った撮影などまったくない。でも、だから見てしまう。

「上手に見せよう」という努力の跡がないことが、逆に信頼感につながっています。
忖度なしに、ただ食べて、ただ話す。そのシンプルさが100万人を集めているのだとしたら、YouTubeという場所の面白さを改めて感じます。

バーキン君が「バーキン」だけじゃない理由

バーキン君という名前から、バーガーキング専門チャンネルだと思って見始めました。

確かにバーガーキングの動画は多い。でも扱うジャンルはそれだけではありません。マクドナルド、ケンタッキー、コンビニ、新作スイーツ。ハシダと似た系統でありながら、カバー範囲はこちらの方が広い印象です。

ハシダとバーキン君の違いを一言で言うなら、ハシダは「人」が前に出ていて、バーキン君は「情報」が前に出ている感じがします。
ハシダを観るときは「ハシダがどう反応するか」が気になる。
バーキン君を観るときは「この商品、実際どうなんだろう」という気持ちで観ている。
どちらが優れているというわけではなく、見る側の気分によって使い分けている自分がいます。

チャンネル名をあえて「バーキン君」にとどめているのも、興味深いと思います。
名前でジャンルを絞り込みながら、実際のコンテンツはそこにとどまらない。
期待を少し裏切る、その余白が飽きさせない理由のひとつかもしれません。

のすけぼっち飯が「ガチ」である理由

大食い系の動画は、正直なところ苦手なジャンルでした。

「何キロ食べた」「○分で完食」という競技的な演出が、どうも肌に合わなかったのです。

でも「のすけぼっち飯」は少し違います。

「いつもぼっち飯してる人。
独りで爆食いする事が生きがいの『のすけ』」という自己紹介が、このチャンネルの全てを表しています。

大食い系チャンネルの多くは、量や速さを競う「競技」的な雰囲気があります。
でものすけさんは必ずお店に行き、メニューを普通に注文して、ひとりで黙々と食べる。
演出がない。ただそれだけです。大げさなリアクションもなければ、タイムアタックもない。淡々と食べ続けるだけ。

「ぼっち飯」という言葉が、なぜかさびしくなく見えるのは、のすけさん本人がそれを完全に楽しんでいるからだと思います。孤独を嘆いていない。むしろ「これが生きがい」と言い切っている。

その潔さが、見ている側をなぜか落ち着かせます。「ひとりで好きなものを食べて何が悪い」という清々しさが画面から伝わってくる。わたしが「ガチ」と感じるのは、食べる量ではなく、その姿勢のことです。

3チャンネルに共通すること

ジャンルも雰囲気も違う3チャンネルですが、並べてみると共通点が見えます。

①「映え」を目指していない

整った照明も、きれいな盛り付けも、プロっぽいカット割りもない。ハシダの雑な開封、のすけさんの静かな爆食い。どれも「かっこよく見せよう」という気配がありません。

それが逆にリアルさを生んでいます。今の視聴者は、作られた「映え」より、作られていない「本音」に引き寄せられているのかもしれません。

② 毎回同じ「型」がある

ハシダの決まり文句、のすけさんの「ぼっち飯」という設定、バーキン君の淡々とした紹介スタイル。毎回同じ始まり方があることで、視聴者の側に「次も見よう」という習慣が生まれます。

「型」があるチャンネルは強い。これは第1弾の女性チャンネル考察でも感じたことで、ジャンルを超えた共通点だと思います。

③ 「代わりに食べてもらう」快感がある

コンビニの新作、ファストフードの期間限定メニュー、大盛りメニュー。「気になるけど自分では行かない・食べない」ものを、誰かが代わりに体験してくれる。

カロリーも財布も気にしなくていい。並ばなくていい。ただ画面越しに体験できる。これが、ショートグルメ動画が支持される本質だと思います。

まとめ:「自分ではやらない」が刺さる理由

第1弾の女性チャンネル考察では、「普通じゃない生き方を普通に見せる」という共通点を見つけました。

今回の男性グルメショート動画に共通するのは、逆の発想です。

「普通のことを、普通にやり続ける」

コンビニに行く。ファストフードを食べる。ひとりで外食する。誰でもやっていることを、ただ淡々と続けている。

それが100万人近い登録者を生んでいるという事実は、YouTubeというプラットフォームの奥深さを改めて感じさせます。

「自分ではやらないけど、観てしまう」

その感覚の正体は、日常の代理体験だったのかもしれません。そして、代理体験が成立するのは、やっている本人が「本気」だからです。ハシダの本気の雑さ、バーキン君の本気の情報量、のすけさんの本気の孤食。その本気が、画面を通じて伝わってくる。

結局のところ、ジャンルは関係ないのかもしれません。

第1弾「女性YouTuberがヒットするチャンネルに共通すること」もあわせてどうぞ。

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。

では、次回の記事をお楽しみに!
今日もみなさまの人生が素敵でありますように!