みなさん、こんにちは。「ちょっと素敵な人生」運営兼ライターのかっつんです。
今日は私が長年にわたってファンでもある、日本の伝説的ロックバンド『Godiego(ゴダイゴ)』について、その4です。
(その1から読む)
期間限定で再結成
1985年のファイナルツアーを持って活動休止となったゴダイゴ。各々のメンバーはソロ活動へとシフトしていきます。タケカワユキヒデと浅野孝己は活動休止後も引き続き行動を共にすることが多く、中村雅俊と根津甚八主演で日本テレビ系列で放映されたドラマ「誇りの報酬」の音楽制作や浅野はタケカワのソロアルバムにギタリストとして参加しています。
ミッキーは永年の夢だった音楽学校を1986年に開校しました(現在は閉校)。メンバーの浅野と吉澤はこの学校で講師を務めていました。また、いくつかのソロアルバムを制作し、中には旧友のスティーブ・フォックスが参加した『IN THE BOOK OF HEAVE』という作品もあります。1993年には自身の作品を収めたDATを世界の要人に送ることを実践し、送り先のひとつ、ホワイトハウスからは当時のアメリカ大統領ビル・クリントンのサイン入り返信が届いたそうです。
トミーは桑田佳祐やKUWATA BANDに作詞家として作品を提供したり、桑田が監督した映画『稲村ジェーン』にも出演しています。また、1987年からはフランスのパリへ活動の拠点を移し、そこではレコードレーベルを主宰する活動も行っています。
それぞれの活動を経た1999年、ミッキー、スティーブ、タケカワ、浅野、トミーによって再結成され、ちょうどこの年が国際児童年から30周年の年であったため、年末の紅白歌合戦では1979年同様「ビューティフル・ネーム」を披露しています。
恒久的再活動へ
そして、デビューからちょうど30周年に当たる2006年、奈良・東大寺でのコンサートを行って恒久的な再始動を宣言しました。このコンサートの模様は『ゴダイゴ in 東大寺』のタイトルにてDVDでもリリースされています。また、新アレンジによる『MONKEY MAGIC 2006』もシングルとしてリリースしました。
翌2007年3月には東京芸術劇場で、ゴダイゴを始めとする総勢80人のミュージシャンによる『2007 TOKYO 新創世紀』を行っています。このライブは、東京芸術劇場で開かれた初のロックライブとのことでした。
これ以降も毎年数公演ではありますが、精力的にライブ活動を行い全盛期をリアルタイムで体現した世代はもちろん、新世代の音楽ファンの間でも人気を得ています。2014年には吉澤が正式にメンバーとして復帰し浅野とのツインギターという構成が実現。私もこのメンバーによるライブを何度か観たことがありますが、他のメンバーからは「音に厚みが出た」という声が上がっていました。
悲しみを乗り越え
英語によるヒット曲、海外でのアルバムリリースやライブなど幅広い音楽活動を行っていたゴダイゴ。約20年間の活動休止期間を経て、見事、復活しましたが、世間がコロナ禍に見舞われている2020年、メンバーは辛い出来事に直面します。それは、デビュー当初からのギタリスト、浅野孝己の急逝でした。
彼は、いわゆるリードをガッツリ弾くタイプのロック系ギタリストとは一味違う、カッティングに魅力のあるギタリストでした。とは言っても、モンキーマジックのリードプレイには、惚れ惚れしますが。今、バンドのメンバーはこの悲しみを乗り越え、新たな一歩を歩み出しています。
2024年12月、ミッキー吉野は堺正章、シシド・カフカとともに『堺正章 to MAGNETS』として活動することも発表されましたね。ミッキーはゴールデンカップス、堺正章はザ・スパイダースと、共にGS(グループサウンズ)の元メンバーという経歴、そして、なんといってもゴダイゴが音楽を担当した「西遊記」で孫悟空を演じていたのは、堺正章です。なんというご縁なのでしょう。2025年2月にこのメンバーによるライブも決定しています。
ミッキーのアイディアから生まれたゴダイゴという発想。『Go(行く)、Die(死ぬ)、Go(行く)』のスペルが表すとおり、この先も新たな歴史に向かって歩み続けることでしょう。
今日は、日本の伝説的ロックバンド『Godiego(ゴダイゴ)』の再結成および再始動以降について書きました。これで最終章です。今日は最後までお読みいただき、ありがとうございます。
では、次回の記事をお楽しみに!
今日もみなさまの人生が素敵でありますように!
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