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白・朱・金の極彩色。何度見ても、見飽きることがない(筆者撮影/写真はイメージです)
関東のちょっと素敵な絶景を紹介する新企画です。

みなさん、こんにちは。
「ちょっと素敵な人生」運営管理者兼ライターのかっつんです。

日光という街は、近づくほどに時間の流れが変わっていく気がします。

両側に聳える杉の大木が空を覆い、木漏れ日の中を歩いていると、日常の感覚がどこかに消えていく。そして並木の先に現れるのが、朱と金に彩られた日光東照宮の世界です。

陽明門、三猿、金灯籠——細部を見るたびに「こんなところにも」と驚かされる。江戸時代の職人が込めた技と意匠は、何度訪れても新しい発見をくれます。

世界遺産の街を、写真を撮りながらゆっくり歩く1日のご紹介です。

基本情報

  • 場所:栃木県日光市山内2301
  • 拝観時間:4月〜10月 9:00〜17:00、11月〜3月 9:00〜16:00(閉門30分前に受付終了)
  • 拝観料:大人1,300円、小・中学生450円(奥社・眠り猫込み)
  • 駐車場:東照宮周辺に有料駐車場あり。混雑時は日光駅周辺から徒歩またはバスが便利
  • アクセス:東武日光線・東武日光駅またはJR日光線・日光駅から路線バスで約10分

境内は広く、奥社まで含めると1〜2時間かかります。歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。

写真で巡る、日光東照宮の世界

● 日光杉並木——別世界への入口

日光街道沿いに続く樹齢400年超の杉並木は、東照宮へのアプローチとして別格の雰囲気を持っています。木漏れ日が差し込む早朝は特に美しく、参道を歩くだけで気持ちが引き締まります。国の特別天然記念物・特別史跡に指定された、世界でも類を見ない並木道です。

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木漏れ日の中を歩くと、日常がどこかに消えていく感じがします(写真はイメージです)

● 五重塔——緑に映える朱色の塔

東照宮の表門をくぐると最初に目に入るのが、深い緑を背景にそびえる五重塔。高さ約36mの塔は鮮やかな朱色と精緻な装飾が見事です。見上げながら撮ると、緑との対比が美しい一枚になります。

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高さ約36m、緑と朱のコントラストが美しい五重塔(©︎Nishio – stock.adobe.com/写真はイメージです)

● 陽明門——何度見ても見飽きない「日暮の門」

東照宮のハイライトとも言える陽明門は、白・朱・金の極彩色に彫刻が施された、圧倒的な存在感の楼門です。「日暮の門」という別名は、見ているだけで日が暮れてしまうほど美しいことから名付けられたと伝えられています。

正面から全体を収めるのはもちろん、細部の彫刻にカメラを向けると、職人技の凄みが伝わる写真が撮れます。

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見ているだけで日が暮れるので別名「日暮の門」と呼ばれた陽明門(筆者撮影/写真はイメージです)

● 三猿——「見ざる・言わざる・聞かざる」の本当の意味

神厩舎の長押に施された三猿の彫刻。「見ざる・言わざる・聞かざる」として有名ですが、実はこれは幼少期の生き方を示した8枚の彫刻シリーズの一部。三猿だけが独り歩きして知られているのが面白いところです。

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見ざる・言わざる・聞かざる。実は8枚シリーズの一部だと知っていましたか(筆者撮影/写真はイメージです)

● 金灯籠——オランダから奉納された異国の遺産

拝殿前に立つ金灯籠は、江戸時代にオランダ東インド会社から奉納されたもの。異国の様式と日本の聖域が共存しているのが日光の懐の深さです。歴史の背景を知ってから眺めると、また違った味わいがあります。

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江戸時代、海を渡ってきた灯籠が今も拝殿の前に立っています(筆者撮影/写真はイメージです)

フォトスポットと撮影のコツ

● ベストスポット

  • 杉並木——早朝の木漏れ日が差し込む時間帯が最高
  • 五重塔——見上げのアングルで緑との対比を活かす
  • 陽明門——正面からの全景と、細部の彫刻アップの両方を撮る
  • 三猿——逆光を避け、横から柔らかい光が入る角度で

● 撮影のコツ

  • 開門直後の9時台——人が少なく、光が柔らかい。陽明門の朱色が特に綺麗に出る
  • 広角と望遠を使い分ける——陽明門の全景は広角、彫刻の細部は望遠で
  • 露出を少し下げる——朱色・金色の発色が締まって鮮やかになる
  • 縦構図——五重塔や陽明門は縦構図で高さと迫力が伝わる
  • 混雑する昼前後は人が映り込みやすい。早朝か平日がおすすめ

アクセス

● 電車

  • 東武スカイツリーライン・浅草駅から東武特急「けごん」で東武日光駅まで約1時間50分
  • JR新宿駅から日光線直通「日光」号で日光駅まで約2時間
  • 東武日光駅・JR日光駅から東照宮まで路線バスで約10分、または徒歩約30分

● 車

  • 東北自動車道・宇都宮ICから日光宇都宮道路経由で日光ICまで約40分
  • 東照宮周辺の駐車場は混雑するため、西参道駐車場や日光駅周辺を利用してバスで移動するのが便利

● バイク・ツーリング

  • いろは坂〜中禅寺湖方面と合わせた日光エリアのツーリングルートが人気
  • 東照宮周辺は駐輪スペースあり

周辺の「ちょっと素敵」スポット

● 神橋(しんきょう)

東照宮へ向かう途中、大谷川に架かる朱塗りの神橋は日光のもうひとつの顔。山・川・朱色の橋という構図は写真映えの定番で、東照宮への期待を高めてくれるスポットです。渡橋は有料(300円)ですが、橋の外から撮影するだけでも絵になります。

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大谷川に架かる朱塗りの神橋。山・川・橋、日光の入口にふさわしい景色です(写真はイメージです)

● 日光金谷ホテル

1873年創業、日本最古のリゾートホテルのひとつ。ランチは湯葉料理や名物の「百年カレー」がおすすめです。明治時代から受け継がれてきたレシピで作られるカレーは、日光を訪れたら一度は味わいたい一品。東照宮から徒歩圏内にあります。

1日のモデルコース(関東方面から)

  • 7:00 自宅出発(車の場合)または浅草駅から東武特急で
  • 9:00 東武日光駅着・バスで東照宮へ
  • 9:15 杉並木を歩いて東照宮へ —— 開門直後の光で撮影
  • 9:30〜11:30 東照宮境内を散策(五重塔・陽明門・三猿・金灯籠・奥社)
  • 11:30 神橋へ立ち寄り・撮影
  • 12:00 日光金谷ホテルまたは日光市内で湯葉料理・百年カレーのランチ
  • 13:30 日光の街並みをのんびり散策
  • 15:00 帰路へ —— 渋滞前に出発

余裕があれば、いろは坂を上って中禅寺湖や華厳の滝まで足を延ばすコースもおすすめです。(こちらは別記事でご紹介予定)

おすすめ度

  • カップル:★★★★★
  • ファミリー:★★★★★
  • ライダー:★★★★☆
  • 写真好き:★★★★★
  • 歴史好き:★★★★★

境内は石畳や階段が多いため、小さなお子さん連れはベビーカーより抱っこひもが便利です。写真好き・歴史好きにはとにかく見どころが尽きない、何度でも来たくなるスポットです。

まとめ

杉並木を歩き、陽明門の前に立つ。それだけで、日光に来てよかったと思える。

日光東照宮は、「知っている場所」と「実際に立つ場所」の差が特に大きいスポットだと思います。写真で見るより、実物の陽明門ははるかに大きく、細かく、美しい。三猿の彫刻ひとつにも、見るたびに新しい発見があります。

ランチに百年カレーを食べて、神橋を渡って帰る。そんな1日が、しばらく記憶に残ります。

杉並木の先の極彩色は、また見に行きたくなる。そういう場所です。


今日は、日光東照宮を紹介しました。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

では、次回の記事をお楽しみに!

今日もみなさまの人生が素敵でありますように!